文藝春秋は、電子小説誌「つんどく!」を4月26日に発売することを発表した。同社はこれまで、紙版の雑誌を電子化して配信するケースはあったが、電子書籍版のみの雑誌を発行するのは今回が初めてになるという。

創刊号は「ミステリー2013」と「新人発掘プロジェクト 第1期全員競作!」が2大特集となっており、「ミステリー2013」では、東川篤哉氏、有栖川有栖氏、歌野晶午氏、貫井徳郎氏などの人気作家による9作の読みきり小説が掲載される。

また、「新人発掘プロジェクト」では、20代女性作家による官能小説や現役高校生作家による青春小説などを読むことができる。

同誌はKindleストア、iBookstore、楽天kobo、紀伊國屋書店、BookLive!、honto、Reader Storeなどで販売され、価格は850円。当面は不定期刊行で、今年度中にもう1冊、来年度には4冊の刊行を予定している。

なお、誌名の「つんどく!」には、タブレットやスマートフォン、電子書籍端末の画面を指で"つんつん"して読んでほしい、という意味が含まれているとのこと。誌面には「つんつん」というイメージキャラクターも登場する。

イメージキャラクター「つんつん」