米Appleの開発者カンファレンス「Worldwide Developers Conference (WWDC) 2013」の参加チケットがわずか数分で完売した。WWDCは2004年からMoscone Westで開催されており、同じ会場でも一昨年のWWDC 2011は完売まで約12時間、昨年のWWDC 2012は約2時間かかった。

WWDC 2013のチケットは米太平洋夏時間の4月25日午前10時に発売開始になり、しばらくするとWWDCのチケット販売ページの表示が「Sorry, tickets are sold out.」に変わった。the VergeArs Technicaの計測によると完売までの時間は「2分」だった。

WWDCはAppleが新しいOSおよびプラットフォームを開発者に披露する場になる。昨年10月にScott Forstall氏がiOS開発の責任者から退き、デザイン担当上級副社長のJonathan Ive氏がOS/ソフトウエアを含むヒューマンインターフェイス全般をリードするようになった。次期版でiOSはユーザーインターフェイスを含めて大きく変わる可能性があり、変化をチャンスとしたいアプリ開発者の意気込みが”2分”という数字にあらわれた形だ。