米Googleが1月22日(現地時間)に発表した同社2013年度の第1四半期(1月-3月)決算は、コア事業が堅調に拡大し、アナリストのEPS(1株あたり利益)予想を上回った。

3月期の売上高は、139億7000万ドルで前年同期比31%増。会計原則 (GAAP) ベースの純利益は33億5000万ドル(同16%増)、希薄化後のEPSは9.94ドルだった。非GAAPベースでは純利益が39億ドルで、EPSは11.58ドル。アナリストのEPS予想の平均は10.69ドルだった。

売上の内訳は、Googleのサイトからの売上高が86億4000万ドル (前年同期比18%増)。これはGoogleの売上高の67%に相当する。Googleネットワークと呼ばれるパートナーサイトからの売上高は32億6000万ドル (同12%増)で、Google売上高の25%。Motorola Mobileの売上は、連結売上高の7%に相当する10億2000万ドルだった。

ペイドクリック数は前年同期比20%増、前期比3%増。クリック単価は前年同期比4%減、前期比4%減だった。クリック単価の下落は広告料金が抑えられたモバイルへのシフトが一因と考えられるが、過渡期でありながらも堅調な増収増益を達成した。