ザインエレクトロニクスは4月15日、車載ビジネスへの本格参入を開始することを決定したと発表した。

同社は、高速シリアルインタフェース技術や高解像度対応イメージシグナルプロセッサ技術を保有しているほか、カーエレクトロニクス分野向けに独自の高速技術によりケーブル本数を削減することができる「V-by-One技術搭載製品」、「小振幅差動伝送(LVDS)製品」、夜間の車載カメラにも適用可能な「高解像度対応イメージシグナルプロセッサ」、車載液晶パネルに使用可能な「LEDドライバ製品」などを提供しているが、これまではカスタマからの依頼に対応する形で、一部製品のみを独自の品質管理に基づいて適用していたという。

今回の本格的なカーエレクトロニクス分野への参入決定により、国際標準化機構(ISO)の登録機関による審査を受審し、ISO9001:2008の認証取得を完了したとするほか、今後、さらなる品質マネジメントシステムの継続的改善により、ISO14001:2004、ISO/TS16949:2009にも準拠した体制を目指していく計画とする。

また、個別製品ごとに車載用の品質適用試験AEC-Q100 を製品ラインアップに適用拡大することも併せて決定しており、これらの取り組みにより車載市場に対応できる品質管理体制を継続的に強化していくとする。

なお、本格参入する製品群は、以下の通りだという。

  • 高速インタフェース V-by-One技術搭載製品
  • 小振幅差動伝送(LVDS)製品
  • 高解像度対応イメージシグナルプロセッサ(ISP)
  • LEDドライバ製品