計測機器大手Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは4月5日、EDAのエキスパート認定プログラム「Agilent Certified Expert」を開始すると発表した。

対象となるのはソフトウェア「Agilent EEsofEDA」を製品設計・モデリングに活用する個人で、理論、実践の両面において高水準の専門性を有していることが求められる。「Agilent EEsofEDA」は全世界で2万人以上のユーザーが利用しており、ユーザーフォーラムをはじめとするコミュニティには多数の知識が蓄積されている。アジレントでは、高周波・高速通信システムや回路の設計向けEDAアプリケーションで30年以上の実績があり、この中で、コミュニティが誕生したとしており、エキスパート認定プログラムを通じて、設計・シミュレーションツールの熟練者が蓄積してきたユニークな知識をアジレントが公式に認定していくとしている。

今回の認定プログラムの開始により、エキスパートユーザーの技術力を評価し、そのスキルを公式に認定していくほか、認定を受けたエキスパートの見識を次世代EDA製品の完成度向上に役立てていくことを狙うとする。また、トップユーザーが業界のエキスパートから学ぶことができるフォーラムを開設することで、Agilent EEsof EDAの熟練者がその知識を業界の発展に寄与することができるようにすることを目指すとしている。

なお、エキスパート認定プログラム「Agilent Certified Expert」の主な利点は以下の通り。

  • 業界における技術力を有していることをアジレントが公式に認定
  • フォーラムやレジュメなどで、公式認定ロゴを使用可能
  • アジレントのイベントやオンラインネットワークに、「Agilent Certified Expert」の資格で参加可能で、人脈構築やビジネス拡大に利用できる