エルテスは4日、ソーシャルハラスメント並びに企業に対するネガティブ情報を尋ねた「Webリスクに関する社会人の意識調査」の結果を発表した。同調査は、2013年3月5日~6日の期間にインターネット上で行われ、全国20歳~39歳の社会人男女300名から有効回答を得た。
同調査で、「ソーシャルハラスメント」「ソーハラ」という言葉を知っているかと聞くと、「言葉と意味の両方知っている」と答えたのは24.3%、「言葉だけ知っている」は37.0%。一方、「聞いた事がなく知らない」は38.7%だった。
Facebookなどのソーシャルメディアで、上司から「友達申請」が来たことがある人は40.7%。人数については、「1人~3人」が最多で17.3%。以下、「10人以上」が13.3%、「4人~6人」が8.0%、「7人~9人」が2.0%と続いた。
ソーシャルメディアで、上司から「いいね!」や「コメント」をするように強要されたことはある人は22.0%。頻度については、「過去には経験があるが、3カ月に1回以下の頻度」が6.0%で最も多く、次いで、「ほぼ毎日」が5.3%、「1週間に1回」が4.7%、「週に2~3回」が2.7%、「月に1回」が2.0%となった。
反対に、部下が書いている投稿に対して「いいね!」や「コメント」をしたことがある人は48.0%。頻度は、「1週間に1回」が16.0%でトップ。以下、「週に2~3回」が12.7%、「月に1回」が11.3%、「ほぼ毎日」と「過去には経験があるが、3カ月に1回以下の頻度」が同ポイントの4.0%と続いた。
部下が書いている投稿に対して、部下の前や公衆の面前で公表したことがあるか尋ねたところ、「部下の前でも、公衆の面前でもしたことがある」は6.0%、「部下の前ではしたことがある」は8.0%、「公衆の面前ではしたことがある」は4.7%となった。
Twitterでフォロワーまたはフォローしているユーザーが、企業や製品・サービスに対する批判的なツイートをしていた場合、どういう印象を抱くかと問うと、68.0%が「企業に対して信用がなくなる」と回答。次いで、「特に何も感じない」が41.0%、「ユーザーに対して信用がなくなる」が23.3%となった。
一方、友人が企業に対する批判的なツイートをしていた場合、「企業に対して信用がなくなる」は43.3%で最も多かったものの、ユーザーが批判していた場合より数値は減少。反対に、「友人に対して信用がなくなる」は35.0%と数値が増加した。
また、Amazonや価格comで商品に対して批判的レビューが大半を占めていた場合、「他社商品を検討する」(Amazon:67.0%、価格com:71.7%)が最多、次に「購入をやめる」(Amazon:24.3%、価格:com20.6%)となり、合計すると9割以上が"購入をためらう"ことがわかった。