中外、マッシュ、ハートスの3社は、広告事業の新規媒体としてデジタルサイネージ広告配信サービス「ミトレット」を4月1日より開始したと発表した。

まずは実証実験という位置づけで、関西国際空港内の1階のトイレ8個室(男性3個室、女性5個室)、3階のトイレ24個室(男性10個室、女性14個室)の計32個室に7インチLCDモニターを設置し、広告映像を配信する。

放送スケジュールは以下のとおり。

  • 放映時間 : 6:00~23:00
  • 放映単位 : 15秒/1社
  • 放映編成 : 2分1ロール(15秒CM枠8枠)ループ放映
  • 放送回数 : 30回/1時間/1社

料金は1カ月60万円。旅客ターミナルビル4階の「翼の広場」にて、ミトレットでの広告と連動したイベントやキャンペーンも実施するという。

ミトレットの画面

設置したトイレの様子

3社はこのサービスについて、「トイレの個室という閉鎖空間内で接触する唯一のメディアであり、尚且つ女性で平均約90秒利用するという時間の長さにおいても、情報伝達の絶好の接触ポイントと考えています。また、この個室は改装されて間がないので、非常に清潔で利用者も多く見込まれており、リラックス感も期待されます」とコメント。好評かつ事業化の見込みが立てば、次年度には対象個室を拡大する予定としている。