米Googleは3月28日 (現地時間)、サンフランシスコ・ベイエリア地域において少人数グループを対象に「Google Shopping Express」のパイロットサービスを開始した。ローカルストアの商品をネットで販売し、即日配達する。

Google Shopping Expressは、参加するローカルストアの商品を1カ所でブラウズできるWebページを用意し、ローカルストアが対応できる時間に売れた商品は、その日のうちに届ける。配達はGoogleが契約する宅配業者が行う模様で、配達の大まかな時間帯 (例: 午後2時-6時)の指定なども受け付ける。

パイロットサービスには、Target、Walgreens、American Eagle、Staples、Office Depot、Toys"R"Us/Babies"R"Usなど全米に店舗を展開する小売チェーンのほか、Blue Bottle CoffeeやPalo Alto Toy & Sportなどサンフランシスコ・ベイエリア地域のローカルビジネスも参加している。小規模なローカルストアが地域の人たちのためにオンラインで商品を販売し、即日配達を提供できるのがGoogle Shopping Expressの特徴と言える。

パイロットプログラムのユーザーは、6ヶ月間無料でGoogle Shopping Expressを使用できる。Googleの製品管理ディレクターであるTom Fallows氏によると、ビジネスモデルとして年額制のような長期的な価格プランでの提供を考えているという。