Google Glass

米ウェストバージニア州において、自動車などを運転する際にヘッドマウントディスプレイ型ウェアラブルコンピュータの利用を禁止する法案が3月22日(現地時間)に提出された。これは交通安全を理由に同州法の改正を求めたもので、違反者には初犯で100ドル、再犯には200ドル、3回目以降に対しては300ドルの罰金を科すとしている。

ウェストバージニア州では現在、運転中にハンズフリー機能を持たない携帯電話やテキストメッセージの利用を禁止しているが、今回の法案はこれに、着用者の視野に情報を表示するタイプのヘッドマウント型ウェアラブルコンピュータを追加するというもの。同件は米国など複数のメディアが報じており、ウェストバージニア州議会のWebサイトでその法案を確認できる

同法案が可決されると、米Googleが提供するヘッドマウント型ARデバイス「Google Glass」が運転中に利用できくなる。Google Glassは、ARの視覚情報と合わせて音声ナビゲーションが可能になるとみられており、カーナビゲーション関連のサービスの提供が期待されていた。

Google Glassをはじめ、体に身につけて利用するウェアラブル・コンピューティング関連機器は、米Appleや韓国Samsung腕時計型デバイスを提供するという噂が出るなど、現在特に注目されている分野だ