ワイズテクノロジーは3月25日、シンクライアントである新シリーズ「Wyse D class」を発表。 Windows Embedded Standard 7対応の「Wyse D90D7シンクライアント」およびMicrosoft Windows Embedded Standard 2009対応の「Wyse D90DWシンクライアント」の販売を開始した。

「Wyse D90D7シンクライアント」/「Wyse D90DWシンクライアント」(右がWi-Fi対応モデル)

Wyse D classシリーズは、Citrix、Dell、Microsoft、およびVMware仮想化環境における業務の利用に最適で、デュアルコアを搭載して性能向上を図ると共に、高解像度マルチメディア、音声およびビデオ機能に対応、稼働中の消費電力を9.2Wに抑え、エネルギー効率を向上している。

アプリケーションプロファイルを自由に変更してカスタマイズすることができ、マルチメディアサポートのための豊富なI/Oインタフェースにより、音声、ビデオ、グラフィックスのコンテンツを活用できる。

「Wyse D90D7シンクライアント」および「Wyse D90DWシンクライアント」は、ハードウェアアクセラレータを搭載したデュアルコアプロセッサとデュアルHD モニターなどの機能により、2D、3D、HDビデオアプリケーションに対応。

Wyse Configuration Managerが利用可能なため、Wyse D classは自動設定配信が可能。Citrix Receiver、Microsoft RDP、VMWare View Client、Internet Explorer等の必要なローカル機能は既に搭載済みで、 Wyse Device Managerの利用により、パッチ処理やアドオン/ファームウェアアップデート管理が簡素化されている。

インタフェースとしては、ギガビットイーサネット、802.11a/b/g/nシングルまたはデュアル帯域のワイヤレスおよびBluetoothに対応(オプション)。USB 2.0ポートを4つ搭載する。

外形寸法はH170×D185×W40mm。価格はいずれもオープンとなっている。