コンテンツ海外流通促進機構(CODA)は、台湾の台湾電信警察隊 第2中隊によって、海賊版日本ドラマの製造拠点が3月12日に初めて摘発されたと発表した。

CODAは、台湾著作権保護基金会と共に、台湾の大手オークションサイト「露天拍賣」において、日本ドラマの海賊版DVDを専門的に販売していた「TOKYO日劇」の調査を行っており、台中市の夜市で実店舗を構える「逢甲日劇」との繋がりが判明したため、台湾電信警察隊第2中隊に取締りを要請していたという。

「TOKYO日劇」のオークション出品画面(2013年3月撮影)

海賊版販売店「逢甲日劇」(2013年3月12日撮影)

今回、その関連箇所の捜索により、日本ドラマの海賊版の製造拠点が初めて摘発された。また、台湾のオークションサイトにおいて、日本ドラマの海賊版販売が摘発されたのも今回が初めてだという。

取締同日に行われた店舗の家宅捜索では1781枚の海賊版DVDが押収され、店主の女性の自宅からも99枚の海賊版DVDが押収されたとのこと。また、海賊版の製造工場兼倉庫として使われていたマンションの一室からは、5497枚の海賊版DVDやデュプリケーター(DVD複製機)、PC、プリンタなどが押収され、「逢甲日劇」の店主の女性1人と協力者の女性1人が逮捕されている。

製造拠点に保管された海賊版DVD(2013年3月12日撮影)

押収されたDVD複製機(2013年3月12日撮影)