一般社団法人 日本音楽著作権協会(JASRAC)は3月14日、ファイル共有ソフト「LimeWire」を使用してインターネット上に音楽ファイルなどを公開していた和歌山県の女性(29歳)に対して、同日、和歌山県警察本部生活安全部生活環境課に告訴状を提出したことを発表した。

また、3月7日に、ファイル共有ソフト「Cabos」を使用してインターネット上に音楽ファイルなど公開していた鹿児島県の男性(38歳)に対しても、鹿児島県警察本部サイバー犯罪対策室に告訴状を提出したことをあわせて発表している。

発表によると、この2名は、JASRACの管理楽曲である歌謡曲やアニメの主題歌などの音楽ファイルやテレビ番組を無断でインターネット上に公開し、不特定多数のユーザに対して送信できるようにして著作権(公衆送信権)を侵害したとされている。

JASRACは、「関係者と協力しながら侵害行為の撲滅に向け、広報活動等を通じて著作権の啓発に努めてまいります」とコメントしている。