測機器大手Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは3月11日、省電力型イーサネットEnergy-Efficient Ethernet(EEE)の電気仕様適合試験ソフトウェア「N5392B」を発表した。

省電力型ネットワーク機器への需要が高まるにつれ、ネットワーク機器に対する測定ニーズも高まっている。EEEは、ルータ、スイッチ、サーバなどに採用される技術で、ネットワーク物理層の送信機側の制御により、省電力化を実現するもの。同社のソリューションでは、IEEE 802.3az-2010規格で定められた10BASE-Te、100BASE-TX EEE、1000BASE-T EEEの送信試験に対応する。

今回発表の「N5392B」では、自動計測スクリプトにより、迅速かつ信頼性の高いEEE信号の試験を実現できる。また、繰り返し試験を自動化したり、ユーザー独自の試験項目を追加したりすることも可能。使用にあたっては、同社パートナーのWilder Technologiesが提供するEEE用治具を用いることとなる。

価格は、イーサネット電気試験およびEEE規格適合試験対応の「N5392B-002」が74万5290円(税別)。「N5392A」の既存ユーザーがEEE対応にアップグレードする場合の「N5392B-001」が19万2629円(税別)となっている。

電力型イーサネットEEEの電気仕様適合試験ソフトのイメージ