Xilinxは3月4日(米国時間)、次世代のSmarter Networkやデータセンターをターゲットとしたソリューションを開発したと発表した。

同ソリューションは、ファブリックを重視するインテリジェントデータセンター、SDN(Software Defined Networking)、LTE/LTE-Advanced Wireless HetNets(Heterogeneous Wireless Networks) 向け「マルチバンド」SON(Self Organizing Network)、高い可用性と低レイテンシ、低ジッタかつ高QoSが求められる400GおよびNx100G OTNソリューションを短期間で開発することが求められているカスタマ向けに開発された。

FPGA/All Programmable FPGAやSoC、3D ICなどと、自社の「SmartCORE IPポートフォリオ」と組み合わせて用いることで、従来のASIC/ASSPを用いて開発する際の柔軟性や適応性の確保、通信規格やアプリケーション需要への対応、差別化のための機能などをどうやって実現するのか、といった問題を解決することが可能となり、データセンターセキュリティ機器や、リソースを最適化できるTOR(Top Of Rack)スイッチ、モバイルバックホールモデムやスマート有線アクセス機器などの次世代アプリケーションに対応可能なテクノロジ基盤を実現できるようになると同社では説明する。

なお、SmartCORE IPポートフォリオには100G以上の OTNネットワーク向けの「サービスレベルが検知可能な」パケットベースのプロセッシングソリューションに対するQoSをダイナミックに調整する機能や、60MHzの転送帯域幅を持ち、ARMプロセッサをベースとするコントロール機能を内蔵するLTEおよびLTE-Advanced無線通信向けの クラス1 MC-GSMパワーアンプ線形化用DPDおよびCFR、粒度が高いトラフィック管理により多数のトラフィックフローを提供でき、新サービスや関連サービスの収益化が可能となる80GbpsデータセンターNICソリューションなどが含まれているという。

コミュニケーションインフラストラクチャ全体で見た場合のSmartCORE IP