米Microchip Technologyは、電圧レギュレータとして「MCP1755」と「MCP1755S」の2つの製品を発表した。

2製品ともにLDO(Low Drop Out)を特徴とし、入力電圧は3.6V~16V、出力電圧は1.8V~5.5Vまで0.1V刻みで設定可能で、最大300mAを出力できる。

また300mA出力時の電圧降下は0.3V(典型値)と少ないほか、シャットダウンピンが用意され、これを使う事で消費電流を0.1μA以下に抑えることが可能となる。さらに1.8/2.5/2.8/3.0/3.3/4.0/5.0Vの各標準電圧に対応したオプション品も用意される。

加えて、70dB(1KHzにおける値)と高い電圧変動除去比(PSRR)を特徴としており、ノイズに敏感なアプリケーションに最適と同社は説明している。

なお、2製品ともにすでにサンプル出荷および量産を開始しており、MCP1755Sは3pinのSOT223および2mm×3mmのDFNパッケージで、MCP1755は5pinのSOT223およびSOT23、それと2mm×3mmのDFNパッケージでそれぞれ提供される。5000個発注時に1個あたり0.45ドルからとなっている。

電圧レギュレータ「MCP1755/1755S」のパッケージイメージ

MCO1755Sの回路ダイヤグラム