ナナオは1日、ネットワークを経由して映像と音声を伝送し、さらにUSB接続のマウスとキーボードからのPC遠隔操作を実現する17型スクエア液晶ディスプレイ「DuraVision」シリーズを2モデル発表した。4月2日より発売し、価格はオープン。工場や組み込み用途、医療施設、キオスク端末での使用を想定している。

DuraVision FDS1702NT
DuraVision FDS1702N

タッチパネル搭載の「DuraVision FDS1702NT」と、タッチパネル非搭載の「DuraVision FDS1702N」をラインナップ。それぞれ、本体カラーとしてブラックとセレーングレイを用意する。タッチパネル以外の仕様や機能はほぼ共通。

ネットワークインタフェースとして、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LANを備える。有線LANケーブルや無線LANによって離れたPCと接続し、映像と音声の伝送、USBマウス/キーボードによるリモートコントロールを、ネットワーク経由で実現。

液晶パネルはTN方式、推奨解像度は1,280×1,024ドット、輝度は250cd/平方メートル(タッチパネル搭載のDuraVision FDS1702NTは190cd/平方メートル)、コントラスト比は1,000:1、視野角は水平170度/垂直160度、応答速度(黒白間)は5ms。映像入力インタフェースはD-Sub×1で、USB 2.0ハブ×2ポート、0.5W+0.5Wのステレオスピーカー、アナログ音声出力(ステレオミニジャック)を搭載する。

DuraVision FDS1702NTのタッチパネルは、4線式アナログ抵抗膜方式、耐久性は1,000万回、表面硬度は2H。

スタンドでは上30度のチルトが可能で、VESAマウント100mmに対応する。最大消費電力は41W、節電時は8W以下、待機時は0.5W以下。本体サイズは、横表示でW367×D157×H360mm、縦表示でW367×D65.3×H304mm、重量は約6.7kg。対応OSはWindows XP / Vista / 7。