ソニーは28日、同社が所有するオフィスビル「ソニーシティ大崎」(東京都品川区)の譲渡と譲渡益の計上を発表した。

ソニーでは、ソニーシティ大崎の敷地・建物について信託設定の上、信託受益権を日本ビルファンド投資法人、および国内機関投資家1社(非開示)に譲渡。別途締結された賃貸仮契約にもとづき、ソニーとグループ企業は引き続きソニーシティ大崎を使用する。

譲渡価格の総額は1,111億円で、関連費用を除いた1,100億円をソニーが受領。2012年度の第4四半期に、今回の譲渡にともなう約410億円の譲渡益を営業利益として計上する見込み。また、2013年2月7日に発表された2012年度通期の連結業績見通しについては、今回の譲渡やその他の要因の影響を含めて精査中としている。