国立国会図書館は21日、これまで館内限定公開としていたデジタル化された図書資料のうち、著作権処理の終了した2万3,000点を新たにインターネット公開したと発表した。

今回新たにインターネット公開される資料。左から 『分類漁村語彙』柳田国男・倉田一郎著 民間伝承の会 昭和13年、『遊戯菩薩』吉川英治著 新英社 昭和10年、 『冬の華 第三』中谷宇吉郎著 甲鳥書林 昭和16年

今回インターネット公開された図書には、2013年1月に著作権保護期間の満了した柳田國男、吉川英治、室生犀星、中谷宇吉郎、正宗白鳥などの著作が含まれているとのこと。これらは現在、「近代デジタルライブラリー」および「国立国会図書館デジタル化資料」にて閲覧可能となっている。

あわせて同日から、デジタル化された雑誌約2万6,000点も国立国会図書館の館内限定で利用できるようになったという。 これにより、国立国会図書館が提供するデジタル化資料の総数は約223万点、インターネットで利用可能なものは約45万点に達することとなった。