エクシードは2月13日、複数クラウド環境に対応したシステム運用自動化フレームワークサービス「cloudrop(クラウドロップ)」の提供を開始すると発表した。

cloudropは誰もがシステムの構築・運用できることを目的としたフレームワーク。エンジニアは、一から作業するのではなく、cloudropがあらかじめ用意した4つのステップに従ってシステムの構築・運用作業を進め、その過程でcloudropはノウハウを自動的に蓄積し、より使いやすいフレームワークへと成長していくという。

cloudrop利用のイメージ図

cloudropユーザーインタフェースHOME画面

4つのステップは、

  1. 作業手順に対応する"タスク"を用意
  2. ミドルウェア等、関連するタスクを束ねて"パッケージ"を作る
  3. システムに必要なパッケージを集めて"バインダー"に綴じる
  4. 誰でもアクセスできる"ライブラリ"で共有

提供機能は米Opscode社がオープンソースで提供しているサーバ構成管理ツール「Chefのサポート」、システムのひな型である"バインダー"を使うことで、複数のサーバから構成されるシステムを構築できる「システムの自動構築 」、バインダーによる監視設定の自動組み込みの「監視の自動設定」、操作内容、操作結果、操作前後のサーバの状態をコメントと共に保存できる「カルテ」、IPアドレスやホスト名だけでなく、OSやディストリビューション・インストールミドルウェアのバージョン、ロードアベレージで検索できる「サーバー検索機能」がある。

今後、国内の大手IT企業・ゲーム企業を対象に、運用自動化のコンサルティングと併せて導入を進め、また、今夏を目標に、 多くのエンジニアに広く活用されるバージョンアップを実施する予定。