東京都は1月29日、京王電鉄と進めている京王線・相模原線(調布駅付近)連続立体交差事業で得られた交通渋滞緩和などの効果について発表した。

東京都は同事業において、2012年8月に調布駅付近の京王線・相模原線を地下化し、18ヵ所全ての踏切を除却した。この地下化により、狛江通りでは最大290メートルあった踏切による交通渋滞が解消され、路線バスのダイヤの信頼性が向上したという。

また、付近の人々を対象としたアンケートでは、地元住民の「線路の反対側へいきやすくなった」という感想や、地元の消防署員による「緊急出動時の移動がスムーズになった」という感想が寄せられている。

地下化による効果

同事業は2014年度まで実施される予定で、東京都は引き続き、駅舎の工事や品川通りの道路整備などを進めるとしている。