NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションとループス・コミュニケーションズは1月30日、ソーシャルメディアのイメージやユーザーの意識に関する調査結果を発表した。同調査はNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションの運営するインターネットアンケートサービス「gooリサーチ」のユーザーを対象として、2012年12月3日~12月17日に実施されたもの。有効回答者数は1023人となっている。

今回の調査は、一般消費者の意識やソーシャルメディア別のイメージを把握することを目的としたもので、各ソーシャルメディアについて、ポジティブなイメージとともに連想される企業・ブランド・キャラクター名などを3つまで自由回答形式で挙げてもらい、その結果をまとめている。

発表によると、ソーシャルメディア別の回答を統合したデータでは「ローソン」や「NHK」の連想数が多くなっている。

また、Facebook、Twitter、LINE、mixiの利用に関しては、約6~7割のユーザーが何らかの企業・ブランド・キャラクター名を連想している。

ソーシャルメディア全体の合算値 好感を持った、評価できると感じた企業やブランド、キャラクター名(発表資料より)

ソーシャルメディアの利用によって何かしらの企業・ブランド・キャラクターを想起した比率(発表資料より)

Facebookに関して、連想される企業やブランド、キャラクター名は、「スターバックス」が最も多く、「キリンビール」や「サントリー」など、飲料系ブランドのイメージも強い。その他、「全日空」「トヨタ」「無印良品」「JAL」「コカ・コーラ」「パナソニック」なども挙げられている。

また、「スターバックス」「キリンビール」「サントリー」の性別年代別内訳をみると、「スターバックス」では若年層の女性からの想起が多いことがわかる。

Facebook ポジティブなイメージとともに連想される企業やブランド、キャラクター名(発表資料より)

Facebook 連想イメージの性別年代別内訳(発表資料より)

Twitterに関しては「NHK」の想起が40件と圧倒的に多い。連想イメージの第2位は「ソフトバンク」で、「孫正義」も上位に入っている。その他、「ガチャピン」「くまモン」「有吉弘行」といったキャラクター・芸能人が10票前後で挙げられている。

「NHK」「ソフトバンク」「ガチャピン」の性別年代別内訳をみると、「NHK」が男性若年層から特に多く想起されていることがうかがえる。

Twitter ポジティブなイメージとともに連想される企業やブランド、キャラクター名(発表資料より)

Twitter 連想イメージの性別年代別内訳(発表資料より)

LINEについては、「ケンタッキーフライドチキン」「ローソン」の想起が多い。次いで「すき家」や「マツモトキヨシ」などが挙げられている。

LINEで想起数が多かった「ケンタッキーフライドチキン」「ローソン」「すき家」「マツモトキヨシ」の性別年代別内訳をみると、「ケンタッキー」は若年層の女性から特に想起されていることがわかる。

LINE ポジティブなイメージとともに連想される企業やブランド、キャラクター名(発表資料より)

LINE 連想イメージの性別年代別内訳(発表資料より)