STMicroelectronicsは、ライトやボディモジュールなど向けの車載機器用スイッチIC「M0-7」シリーズを発表した。

同シリーズは、同社のVIPowerプロセスを採用しており、全製品の75%が他社製品よりも40%小型化した5mm×4mmサイズのパッケージで提供されるため、基板スペースを縮小でき、モジュールの小型化が可能となる。さらに、内部設計のさまざまな変更により、精度の向上、診断フィードバックの強化、信頼性の向上を実現できる。具体的には、ショート保護機能の強化、電源電圧・デバイス温度の正確なフィードバックおよび負荷電流検出の高精度化、クラス最高の電磁放射(EMI)性能の向上などが図られている。

なお、パッケージはPowerSSO-16、PowerSSO-36、Octapak、SO-8から選択可能。現在、同シリーズの全製品がサンプル出荷中。量産開始はデュアルチャネルの「VND7020AJ-E」が、2013年第2四半期を予定している。価格は1000個購入時で約1.1ドルだという。

STの車載機器用スイッチIC「M0-7」シリーズのパッケージイメージ