米Academic Partnershipsは1月23日(現地時間)、公立大学パートナーと共に「MOOC2Degree」イニシアチブを発足させることを発表した。ネットで無料で受講できる公開オンライン講義(MOOCs: Massive Open Online Courses)の修了を修得単位として認める取り組みになる。
Academic Partnershipsはオンラインラーニングシステムを開発しており、米国で40校の公立大学がパートナーとなっている。発足時にMOOC2Degreeイニシアチブには、パートナーの中からアリゾナ州立大学、クリーブランド州立大学、アーカンソー大学、シンシナティ大学、テキサス大学アーリントン校看護学部、ユタ州立大学など9校が参加する。最初のMOOC2Degreeの講義は、参加大学が現在オンラインプログラムで提供している講義をMOOCとして公開する。MOOC2Degreeコースを修了した受講者は、参加大学において大学が定めた基準に従って学位取得に必要な単位を得られる。「無料でのスタートは、仕事を持っている多くの人たちを、未来への投資として学位取得に向かわせる刺激になる」とAcademic Partnerships設立者のRandy Best氏。一方、参加大学にはMOOC2Degreeを通じて学位プログラムに真剣に取り組む学生を集められるというメリットがある。