米Microchip Technologiesは1月9日(米国時間)、Wi-Fi audio Platformとして「JukeBlox 3.2 Platform and SDK」を発表した。

JukeBlox 3.2はiOS/AirPlay、Android、Windows 8およびMacの各プラットフォームにシームレスに対応し、DLNAにも準拠したWireless Audio Connectivity Platformである。同バージョンでは、従来のJukeBloxの機能に加えて、新たにJB Cloudのサポートが追加されたと同社は説明しており、これによりエンドユーザーがCloudベースのMusic Serviceを容易に利用できるようになったとする。ちなみに、同社が従来提供してきたJukeBlox Processor/Moduleでそのまま利用可能である。

JB Cloudは製品開発者とService Providerに対し、Mobile Deviceが直接CloudのMusic ServiceをStreamingで利用するためのアーキテクチャを提供するものであり、さまざまなMusic ServiceをJB Cloud経由で利用可能とされる。

またJukeBlox 3.2 SDKでは新たにMultiZone 2.0のサポートが追加された。これは複数のJB Cloud対応デバイス間で同時に同期を取るためのメカニズムであると同社は説明する。

JukeBlox PlatformはSMSCのアプリケーションプロセッサとWi-Fi Networkモジュール、およびソフトウェアツールやGUIツールなどをすべて含んで129ドルで提供される。またJukeBlox SDK 3.2はJuke Bloxネットワークプロセッサもしくはモジュールと対になった形で提供される。

なお、JukeBlox SDK 3.2の価格は、例えば同社のDM870A Wi-Fi Network Media Perocessorとの組み合わせの場合、12.00ドルから(年間25,000個の場合)となっている。

SMSCのアプリケーションプロセッサなどを搭載した「JukeBlox SDK 3.2」