Samba is the standard Windows interoperability suite of programs for Linux and Unix.

Sambaチームは11日(現地時間)、ファイル共有アプリケーションの最新版となる「Samba 4.0」を公開した。SambaはWindowsファイル共有の機能を提供するオープンソースのソフトウェア。クロスプラットフォームとなっており、Unix系OSをベースにファイルサーバの構築やNASストレージのアプライアンスに活用されることが多い。

Samba 4.0は、2003年9月に公開されたSamba 3.0.0以来のメジャーリリース。Samba 4.0ではMicrosoftのActive Directoryプロトコルへの対応が新たに行われている。LDAPディレクトリサーバ、HeimdalのKerberos認証サーバ、セキュアなダイナミックDNSサーバなど、Active Directory技術をサポートするために必要なRPC(remote procedure call)が実装されており、開発チームによると公開されている公式ドキュメントとMicrosoftによる支援によって実装することができたとしている。

その他にもSMB 2.1プロトコルのサポートも加わっている。さらにSMB 3.0の初期実装がSamba 4.0に含まれているとしており、SMB 3.0への完全対応は今後リリースされるSamba 4系で行っていくとしている。