UQコミュニケーションズは、2012年11月30日をもって約94%の人口カバー率を達成したと発表した。また、11月末現在で21,340の屋外基地局を設置。認定開設計画を大幅に前倒しして達成したとしている。
同社では、2007年12月21日に総務大臣から2.5GHz帯周波数を使用する特定基地局開設計画の認定を受け、2009年7月1日より「UQ WiMAX」サービスを開始。当初計画していた全1,161市町村のエリアカバーを2012年11月30日をもって完了し、約94%の人口カバー率を達成した。また、2012年11月末時点で21,340の屋外基地局を設置。これは、開設計画で予定していた2012年度末の設置数18,600局を大幅に前倒ししたことになる。
UQ WiMAXの契約者数は、開設計画では2012年度末に325万加入となっていたが、11月末時点で385万加入を超えている。
さらに現時点でMVNO(仮想移動体通信事業者)は59社、WiMAXチップセット内蔵のノートPCは累計330機種(10メーカー)提供されており、BWA(Broadband Wireless Access)サービスとしてのネットワークのオープン化にも寄与しているとしている。
同社は今後、現在のWiMAXエリアとシームレスに利用できる次世代WiMAXサービス「WiMAX 2+」(仮称)の導入について検討するとしている。また同社では、データ通信量の増大に伴う周波数逼迫の解決策として、総務省に新たな20MHz幅の周波数割当を求めており、WiMAX 2+をその新規周波数帯域に導入する考え。