国立国会図書館は11月22日、歴史的音源約1万3000点を「国立国会図書館デジタル化資料」に追加した。あわせて、近現代の政治家・官僚・軍人などが所蔵していた書簡・書類・日記などの憲政資料約140点も、新たに閲覧できるようになった。

国立国会図書館デジタル化資料のWebサイトイメージ

今回追加された音源は、1900年代初頭~1950年ごろに国内で製造されたSPレコードなどに録音されている音楽・演説をデジタル化したもの。これらの音源は、国立国会図書館のほか、全国約90館の歴史的音源配信参加図書館で利用できる。今回の追加により、同館が提供する歴史的音源は合計約3万9000点になった。

また同館は、これまで館内のみで提供していたデジタル図書資料のうち、著作権処理が終了した約1万8千点をインターネットで公開する。これにより、同館が提供するデジタル資料の総数は約220万点、うちインターネット公開コンテンツは約43万点になる。