日本音楽著作権協会(JASRAC)は、福岡県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課と折尾警察署が11月21日に、インターネット上で音楽ファイルの違法配信を行っていた岩手県の男性(40歳)を著作権法違反(公衆送信権侵害)容疑で送致したことを発表した。今回の送致は、日本音楽著作権協会(JASRAC)の告訴を受けてのもの。

発表によるとこの男性は、Webサイト上でインターネットラジオ「Pachislo ch」を運営し、パチスロ機で大当たりした際などに流れる楽曲の音楽ファイルをレンタルサーバーに違法アップロードしストリーミング配信てしいたとされている。

福岡県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課と折尾署の捜査では、Pachislo chが2005年ごろから運営され、パチスロ機での利用楽曲がランダムに24時間送信されていたことや、リスナーからの楽曲リクエストも受け付けていたことなどが確認されているという。

なお、送致された男性は、Pachislo ch関連の掲示板でリスナーから著作権侵害を指摘されても運営を継続しており、違法性を認識したうえで侵害行為に及んでいたとみられている。