Texas Instruments(TI)は、同社のLEDドライバ製品として、周波数同期、PWM(パルス幅変調)による調光および過熱フォールドバックなどの機能を統合した、出力電流1.5Aの定電流DC/DC降圧型コンバータ「TPS92510」を発表した。

同製品は3.5V~60Vの入力電圧動作範囲を備えているため、エリア照明および街路灯などの幅広いLED照明向けアプリケーションをサポートすることが可能。また、100kHz~2.5MHzの固定スイッチング周波数範囲で同期動作が可能であるため、変換効率またはソリューション・サイズに最適化が可能なほか、外付けのサーミスタ(NTC)によるLEDの過熱フォールドバック機能が、LEDアレイを過熱から保護すると同時に、低下した照明出力を保持することが可能。さらに、100Hz~1kHzの範囲の、専用のPWM調光入力により、色の変化や発光のちらつきなしでLEDの輝度を調整することが可能となっている。

なお、同製品は4.9mm×3mm 10ピンPowerPad MSOPを採用してすでに量産出荷中で、1000個受注時の単価(参考価格)は1.65ドルとなっている。

TIの出力電流1.5Aの定電流DC/DC降圧型コンバータ「TPS92510」