パナソニックは、11月14日に実施した太陽光発電電力による皆既日食のライブ中継に成功したことを発表した。同社はオーストラリア北部で11月14日早朝に観測された皆既日食を、HIT太陽電池パネルによる電力のみで、USTREAMを通じて世界中にライブ中継していた。
今回の中継は、ケアンズの北西60Kmに位置するポートダグラスの海岸と、ケアンズから30Km離れたフィッツロイ島にカメラを設置して行われた。日食当日は天気も良好で、ライブ中継の視聴者数は80万人を超えたという。同社は、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアへの書き込みによる情報の共有・拡散が視聴者数の増加につながったとしている。
今回の中継で用いられた機材は、HIT太陽電池パネル(VBHN235SE10)9枚、ポータブル電源(CB-LS01H)30個、フルハイビジョン・ムービー一眼カメラ(LUMIX GH2)6台などとなっている。
なお、USTREAMやFacebookのWebページから、中継動画や日食の画像アルバムなどを見ることができる。