リンコムは11月15日、日本企業の独特の風土や強みを活かしつつ、社内コミュニケーションという切り口で日本企業の労働組織力を高める社内SNS「智泉」を、クラウドおよびオンプレミスで提供を開始したと発表した。オンプレミスに関しては、代理店経由での出荷も行なう。

オンプレミスで利用する場合

クラウドで利用する場合

同社は「チーム力」こそが日本企業の本質的な強みであると考え、これこそがグローバル化が進む市場で日本企業が勝ち残っていくキーファクターだと考えている。このような背景の下、3年をかけて開発した製品が社内SNS「智泉」で、リンコムでは企業間グループウェア「リンコム ネクスト」と双璧をなす旗艦事業として、開発・販売を行っている。

「智泉」では、ユーザーごとに強みとして得意分野(エキスパート)という属性を持ち、「智泉」上で質問コメントを投稿した場合、質問コメントが自動にエキスパートへ送付され、的確なアドバイスを効率的に貰うことができる。さらに、エキスパート機能は、課題解決の時間を削減し、労働生産性を高めるだけでなく、質問を通じ、新たな人間関係を創り出すきっかけにもなる。

社内SNS「智泉」エキスパート機能

また、書き込まれたコメントやレスに対して、「グー!」「感謝」「役立った」という3つのボタンを押すことができ、これらのボタンを活用することで、コメントに対する感謝の気持ちを表現することができる。これらのボタンにより、日本人特有の微妙なニュアンスを相手に伝えることができ、チームの人間関係を円滑にできるとしている。

社内SNS「智泉」3つのボタン(「グー!」/「感謝」/「役立った」)

さらに、顧客ごとの情報セキュリティポリシーによって利用方法を選択できるように、自社サーバに「智泉」をインストールして利用するオンプレミスと、リンコムが提供するクラウド環境で利用するクラウドを用意している。