出版デジタル機構は11月16日より、経済産業省の「コンテンツ緊急電子化事業」に基づいた電子化コンテンツの配信を開始すると発表した。第一弾の配信コンテンツは、講談社の自然科学系新書「ブルーバックス」52タイトルとなっている。

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ブルーバックスは自然科学などをわかりやすく解説するシリーズで、創刊以来1891タイトルが発行され、累計発行部数は7000万部にのぼる。同シリーズは図版が多く掲載されているため電子化には不向きとされていたが、今回、電子書籍としての配信が実現した。

今回配信される作品は、「子どもにウケる科学手品77」や「高校数学でわかるマクスウェル方程式」、「『ネイチャー』を英語で読みこなす」「音律と音階の科学」「大人のための新オーディオ鑑賞術」など、重版の多い人気タイトルが選ばれている。

2011年現在、コンテンツの配信先として予定されている電子書店は、「紀伊國屋書店 BookWebPlus」「kobo イーブックストア」など16店。同社は今後さらに多くの電子書店に配信を行いたいとしている。

●コンテンツ提供予定の電子書店(2012年11月現在)
- エルパカBOOKS
- GALAPAGOS STORE
- 紀伊國屋書店BookWebPlus
- コープデリ eフレンズ電子書店
- koboイーブックストア
- セブンネットショッピング
- どこでも読書
- TOP BOOKS
- BooksV
- BOOKSMART Powered by BOOKER’S
- Book Place
- BookLive!
- honto
- 本よみうり堂デジタル
- MOBI-BOOK
- Reader Store