Webアクセス解析ツール「Google Analytics」の公式ブログで、同ツールの機能改善について説明されている。今後数週間でページ解析に関する新機能が追加され、URLリンクごとのクリック率について、より正確なデータを見られるようになる。

従来のGoogle Analyticsでも、ページ解析機能を使って、特定ページ内のURLリンクごとにクリック数を見ることができた。しかしリンク先のURLからリンクのクリック数を判断していたため、ページ内に同じリンク先に飛ぶ複数のリンクがあった場合は同じクリック率が表示されることになり、それぞれのクリック率を知ることはできなかった。また、ボタンなど一部のリンクのクリック数は表示されないという問題もあった。これらの問題が今回の機能改善でクリアされることになる。

ページ解析の新機能を使うことで、同じリンク先が設定されたURLリンクが複数ある場合でも、それぞれのリンク数を見ることができるようになるほか、リンクにリダイレクトがある場合や、JavaScriptで書かれたナビゲーションについても、クリックデータが表示されるようになる。

同機能を使用するにはページにコードを追加し、プロパティの設定画面で「ページ解析」の「強化されたリンク アトリビューション分析を使用する」を有効にする必要がある。

同社はこの新機能を今後数週間かけてリリースしていくとしている。

新機能利用前(上)と利用後(下)のイメージ。新機能を使うとより詳細なデータが表示される