ビックカメラと野村総合研究所は、11月19日より、スマートフォンを活用し、顧客の購入履歴、位置情報、天候などに応じたクーポンを自動的に配信するO2Oの実証実験を行うと発表した。

O2OはOnline to Offlineの略で、クーポンなどのネット(Online)を利用して配信される情報により、顧客を実店舗(Offline)に誘導する施策。

実験期間は11月19日～1月31日で、スマートフォンアプリ「ビック・スマートクーポン」を活用し、顧客の購入履歴、位置情報、天候などの状況に応じてクーポンを配信する。 対象店舗は、池袋本店、池袋本店パソコン館、池袋西口店。

配信されるクーポンの例

実験に参加できるのは、インターネットショッピングサイト「ビックカメラ.com」会員で、ビックカメラ店舗で利用できる「ビックポイントカード」との共通利用手続きを行っており、過去10年間に「ビックポイントカード」を利用して対象店舗で買物をしたことがあるユーザーか、募集期間内に対象店舗にてAndroidを搭載したスマートフォンを購入し、申し込みを行ったユーザー。

対象機器はAndroid 2.3以上のOSを搭載したスマートフォン。参加特典として、お得なクーポンを受け取れるほか、期間中にクーポンを利用した顧客には実証実験終了後にビックポイント300ポイントが進呈される。

募集期間は、11月19日～11月23日、11月24日～11月30日、12月1日～12月7日の3回。

クーポン配信の具体例

今回の実験においてNRIは、企画段階から情報システムを設計・開発・運用まで一貫して支援し、実証実験、データ分析、アプリ開発、そしてサービスの提供を同時に進め改善していく。