セレゴ・ジャパンはこのほど、オバマ大統領の勝利演説の内容を対象にしたキーワード・トレンド調査の結果を発表した。同調査では、2008年11月5日と2012年11月7日の勝利演説で使われた単語の頻度が分析されており、キーワードの使用頻度ランキングが公開されている。

調査結果をみると、2008年の勝利演説では「tonight」が13回使われており、使用頻度1位。以下、「people」が12回、「nation」が8回、「Yes We Can!」7回、「Change」「hope」が6回などとなっていた。今回の、2012年の勝利演説では、「work」が15回で最多。以下、「country」が13回、「forward」が9回、「future」「hope」が8回など続いており、トップ10の内容は2008年と大きく異なる。同社では、4年前の勝利演説ではアメリカに対する思いを表すワードが多く、今回の勝利演説では、これからの仕事に対する信念を表すワードが多いと分析している。

【オバマ大統領の勝利演説で使用頻度の高いキーワード 2008年11月5日】
- 1位 tonight(今夜)13回
- 2位 people(人々)12回
- 3位 nation(国家、国民)8回
- 4位 Yes We Can!(我々にはできる。)7回
- 5位 Change(チェンジ=変革)6回
- 6位 hope(望み)6回
- 7位 answer(答え)5回
- 8位 first(初めて)4回
- 9位 generation(世代)4回
- 10位 democracy(民主主義)3回

【オバマ大統領の勝利演説で使用頻度の高いキーワード 2012年11月7日】
- 1位 work(働く)15回
- 2位 country(国)13回
- 3位 forward(前方へ)9回
- 4位 future(将来)8回
- 5位 hope(望む、期待する)8回
- 6位 believe(信じる)7回
- 7位 fight(戦う)7回
- 8位 thank(感謝する)7回
- 9位 family(家族)5回
- 10位 job(仕事)5回

同社はクラウドベースの英語学習サービス「iKnow!」を提供しており、「オバマ大統領の勝利演説(2008年)」学習コースも設けている。同コースはスピーチ全文の音声と全訳を教材とし、金融危機やイラク・アフガニスタン戦争問題、人種・宗教差別、温暖化対策などに関する時事英語が学べる内容。オバマ大統領の演説については、個々の単語の意味だけではなく、その単語が使われた背景を理解して聞くことで、アメリカの文化や歴史に触れながら、効果的に英語学習が行えるという。

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