東京エレクトロン デバイス(TED)は11月6日、XilinxのPFGA「Virtex-7」を搭載したASIC開発評価プラットフォーム「TB-7V-2000T-LSI」の販売の販売を開始したことを発表した。

同製品は同社のinreviumブランドとして提供されるもので、大規模SoC開発向けにXilinx FPGAの中でもハイエンドに位置づけられる「Virtex-7 2000T」を搭載することで、従来複数チップが必要であった大規模SoCのエミュレーションやプロトタイピングを単一FPGAで実現している。

これにより、複数チップに分割してエミュレーションを行う際に問題となっていた動作速度の向上や、デザインを分割してインプリメンテーションする際に要していた作業時間の短縮が可能となり、開発効率の改善が見込めるようになると同社では説明する。

また、DDR3 SDRAM(1600Mbps)を搭載するほか、USB 2.0/3.0、DVI入出力、PCI Expressなどの高速インタフェースを標準装備しているほか、5個の高速I/Oコネクタや拡張用FPGAとして「Kintex-7 325T」も搭載しているためインタフェース用のドータカードや制御ロジックを追加することが可能となっており、付属するUSBインタフェースやPCI Expressインタフェースのリファレンスデザインを併せて使用することで、SoCのロジックに対して外部から高速で制御するエミュレーションが可能となり、従来よりも高い動作周波数での実動作評価を行うことも可能になるとする。

さらに同社では現在、「Zynq-7000 All Programmable SoC」を搭載したエクステンション・マイクロ・コントローラーカードの開発を進めているとのことで、同カードを接続することで、ARMプロセッサを組み込むSoCのトータルエミュレーションや、ソフトウェアを含めた最終製品のデバッグ環境を構築することも可能になるという。 なお、受注はすでに受付を開始しているが、出荷は2012年12月下旬からを予定している。

TB-7V- 2000T-LSIの製品外観