「WIN+」のロゴ

日本出版販売はこのほど、同社の提供する出版業界向けマーケティングツール「WIN+」に大幅な機能追加を実施したことを発表した。従来の出版社向け分析メニューに加え、売場作りや販売促進などの施策をサポートする書店向け機能を搭載したことで、さまざまな流通段階で利用できるようになったという。

WIN+は、会員500万人を抱えるポイントプログラム「Honya Club」の顧客・購買履歴分析システム。購入者を性別・年代別に確認できる「クラスタ分析」、購入者が他にどんなものを買っているかを確認できる「数珠つなぎ分析」、性別・年代別・ジャンル別の「ランキング分析」などの機能を備えている。

今回、書店向けの新機能として、購入額別に会員の購買動向を分析する「会員ランク分析」、購買履歴をもとにランキングやクラスタPOPを簡単に出力可能な「POPがポン」、会員属性や購買履歴から販促対象者を自由に抽出する「会員番号抽出」、会員動向や売上占有率などの各種実績を把握できる「完全攻略ガイド」が追加された。

また、書店・出版社ともに利用できる新機能として、著者ごとの客層を確認・比較できる「著訳者数珠つなぎ分析」と「著訳者クラスタ比較分析」が追加されている。同機能は著者の発掘や棚作りに役立つという。