ヤフーはこのほど、同社の広告ソリューションの再編を2013年1月末に行うと発表した。これまでインプレッション保証型として販売していた「ディスプレイ広告」商品群を「プレミアム広告」に、「リスティング広告」としていたインプレッション非保証型の商品群を「プロモーション広告」に、それぞれサービスの総称を変更する。

新しい「プレミアム広告」には、ブランドパネルやプライムディスプレイを代表とするバナー商品が含まれ、「ユーザーの記憶に残る広告」を目指して、より表現力のあるインタラクティブな広告を提供するとしている。

また「プロモーション広告」では、中小企業および大手企業を対象に「ユーザーの行動を起こす広告」としてビジネスを支援する広告サービスを提供する。現在の「Yahoo!リスティング広告」は、検索連動型広告「スポンサードサーチ」と、興味関心連動型広告「インタレストマッチ」という2種類のサービス構成になっているが、「プロモーション広告」では「インタレストマッチ」の機能を大幅に拡張。新たに「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」として、ターゲティングとマッチングを強化した広告サービスを展開する。

従来のリスティング広告では、広告クリエイティブはテキストフォーマットが中心で、クリック単価を主な指標としPC向けの出稿がメインになっていたが、YDNではスマートフォン向けの出稿を拡大。また、イメージや映像フォーマットも用いられ、クリック単価だけでなく広告の表示回数も指標になるという。