日本板硝子は10月26日、欧州での自動車用ガラス2工場を閉鎖すると発表した。
閉鎖する工場は、フィンランドのウロヤルヴィ工場とスウェーデンのウーリァ工場の2工場。両工場とも、主な事業内容は新車用・補修用自動車ガラスの加工で、従業員数はあわせて420名となる。
同社では工場閉鎖の理由について、急速な景気後退に伴うヨーロッパ自動車産業の需要減少に対応するためとしている。
これらの工場の閉鎖完了予定時期は「2013年末まで」で、閉鎖にともなう費用は約31億円となっている。なお、同社は閉鎖後の増益効果として年間約14億円を見込んでいる。