ジャパンディスプレイは、紙のような自然な見栄えで動画表示可能な、超低消費電力反射型カラーディスプレイを開発したと発表した。

反射型LCDの散乱層を新たに開発し、光学設計を最適化することにより、ペーパーライクなカラー動画表示を可能とした。また、低温poly-Si(LTPS) TFTの特徴を生かした画素内メモリ技術により、3mW(静止画表示)の低消費電力を実現している。

開発品は高反射率品と高色純度品の2種類。サイズは2種類とも7.03型で、高反射品は、解像度が768×1024画素、コントラストが30:1、反射率が40%、色再現範囲はNTSC規格比で5%。高色純度品は、サブピクセルの構造がRGBW4色で、解像度が576×1024画素、コントラストが30:1、反射率が28%、色再現範囲はNTSC規格比で36%となっている。

消費電力3mWの反射型カラーディスプレイ