Apache OpenOffice is the original open source office productivity suite |
Apache Software Foundation(以下ASF)は10月18日(米国時間)、これまでインキュベータ扱いだった「Apache OpenOffice」をトッププロジェクトレベルに引き上げたことを発表した。Apache OpenOfficeは、OpenOffice.orgベースの統合オフィススイート。ワープロや表計算、プレゼンテーション、ドロー、データベース、数式エディタなどを提供しており、様々なOSや言語に対応している。
Apache OpenOfficeは、ドイツのStarDivisionが開発していたオフィススイートのコードがベースとなっている。サンマイクロシステムズが1999年にStarDivisionを買収したことでOpenOffice.orgという名前に変わり、ソースコードが公開された。その後、2010年にサンマイクロシステムズがオラクルに買収されたことで開発が止まり、2011年6月にASFのインキュベータに移管されていた。
ASFに参加後は名称がApache OpenOfficeに変更され、今年5月にはASF傘下となって初となる安定版もリリースされている。プロジェクトでは現在、2013年の第1及び第3四半期の公開に向けて新機能を追加したメジャーリリースの作業を開始しているという。