NECディスプレイソリューションズは10月11日、厚さ4.3cm、重さ14.9kgと薄型軽量の40型業務用液晶ディスプレイ「MultiSync LCD-X401S」を発表した。

奥行き43.3mmの薄型筐体を採用したため、壁や柱へ取付けても、空間デザインを損なわないデジタルサイネージを演出することが可能。また、重さも14.9kgと従来比で28%の削減を達成しており軽量化を実現している。これにより、壁掛け工事などの現場作業負担の軽減できるという。

さらに、次世代デジタルサイネージ機器として期待されるOPS準拠のSBCを装着できるスロットを装備しており、PC内蔵ディスプレイとしての活用が可能。単体使用であれば、電源コード1本でデジタルサイネージを運用することができる。

バックライトには白色LEDを採用することで、水銀を含まない製品として地球環境負荷の低減に寄与するほか、消費電力を従来比で24%削減しており、CO2の排出削減による、低環境負荷を実現する製品設計となっている。

配置は、水平置きでの使用も可能で、テーブル埋め込み型、あるいは天井取付け型など、幅広い用途で使用できる。また、10Wスピーカーを内蔵しており、音声付きのデジタル広告などにも対応できるため、デジタルサイネージの演出効果を向上させることが可能。

この他、DVI-Dの入出力端子を装備。DVI-D端子接続によるデジタル信号によるデイジーチェーンが可能。タイルマトリックス機能と合わせて、同一信号によるマルチスクリーンも構築することができる。また電源ON/OFFを自動管理する「スケジューリング機能」では、毎日、毎週、曜日指定の中から曜日を選択し、時刻を指定することで自動的に電源をON/OFFできるほか、5つのピクチャーモードからのモード選択も可能で、入力信号に合わせた最適な映像モードも設定できる。

なお、解像度は1920×1080画素。価格はオープン価格。11月5日より出荷を開始する

厚さ4.3cm、重さ14.9kgと薄型軽量の40型業務用液晶ディスプレイ「MultiSync LCD-X401S」