ちなみにレディー・ガガは、7日にハロッズで行われた自身の香水のプロモーションに1時間以上も遅れて到着したため、ファンから大ブーイングをくらっている (C)BANG Media International

レディー・ガガが、10月8日に内部告発系サイト「ウィキリークス」の創始者ジュリアン・アサンジ氏を訪問してディナーをともにしたことが明らかとなった。

自身の香水「レディー・ガガ フェイム」のプロモーションのためにロンドンを訪れていたガガは、アサンジ氏が滞在しているエクアドル大使館を訪問。現在アサンジ氏は、スウェーデンで女性2人への性的暴行容疑で国際手配されており、イギリス政府は大使館の外に出たところで身柄を拘束する姿勢を見せているため、彼は大使館の外に出ることができずにいる。そこに全身黒ずくめで魔女風の帽子を被ったガガが訪れ、アサンジ氏と共に夕食を楽しみ、5時間の滞在後、同大使館を深夜0時頃に立ち去っている。

これに先立って、英アーティストのM.I.A.がガガに「もしハロッズに行くのなら、道一本を隔てたところにあるエクアドル大使館へ行ってアサンジに会うといいわ。わたしもケーキと紅茶を持っていくわ」とのツイートを残しており、ジュリアンとの面会を進言していた。同大使館のスポークスウーマンもガガの訪問を認めたものの、M.I.A.も一緒に居たのかは明らかにされておらず「アサンジ氏に面会は可能ですが、通常は彼の特別チームが面会をセットアップします」と答えるに留まっている。

ジュリアンは、もしスウェーデンに送還された場合、そこからアメリカに送還されて死刑を宣告される可能性があると主張している。エクアドルに対して亡命を求め、先日同国より申請が許可されたものの、イギリス政府はロンドンのエクアドル大使館を一歩でも出た瞬間にジュリアンを逮捕するという強硬姿勢はいまだに崩していない。この一件に関してはアサンジ氏を擁護する声も多く、今回の世界的に影響力を持つガガの訪問は彼にとって追い風となるかもしれない。

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