iPhone 5のカメラで晴天の風景などを撮影すると紫色のもやのようなフレアが映り込みやすいことが、同機種のユーザーの間で話題になっている。この現象について、Appleが7日に同社の公式見解をサポートページに掲載した。
「iPhone: Camera image effects」というタイトルのサポート記事では、太陽のような明るい光源が画面の斜め(主に画面の外側近く)にある場合、画像の端にフレアが現れるのは全てのiPhoneを含む大部分の小型カメラで見られる現象だとしている。内部のカメラモジュールの表面に光が反射し、それがセンサーに映り込むのが原因である。解決策として、光源からの反射を抑えるために「カメラのポジションを少し動かす」または「レンズを手で覆う」などを勧めている。
Appleはサポート記事で「iPhone 5」に言及せず、紫フレアがiPhone 5特有の問題であるとは認めていない。しかし、この現象に関するフォーラムディスカッションへの投稿や報道記事のいくつかは、同じシーンをiPhone 5とiPhone 4S/iPhone 4で撮り比べ、その結果としてiPhone 5で特に紫フレアが起こりやすいと指摘している。