「Linux技術者認定制度(LPIC)」を実施する特定非営利活動法人LPI-Japanは10月1日、「Linux標準教科書Ver2.0.0」の提供開始を発表した。LPICのWebサイトから無料でダウンロードできる。

Linux標準教科書は、LPI-Japanが無償提供しているLinuxの教育教材でクリエイティブコモンズライセンスに基づいて公開されている。これまでに20万件のダウンロード実績があり、Linux学習教材のスタンダードのひとつともなっている。

今回のVer2.0.0では、実習例として利用するOSが従来のCentOS 5.1からCentOS 6.3に変更されたほか、Linuxのインストールについての説明の追記や実習例の見直しなどが行われ、企業における現在のLinuxの活用状況により則した内容になっている。また、今回から従来のPDF形式に加え、スマートフォンやタブレット端末で閲覧しやすいEPUB形式での提供も開始された。

Linux標準教科書Ver2.0.0 ページイメージ

【目次】
* 1章 Linuxとは
* 2章 Linuxのインストール
* 3章 基本的なコマンド
* 4章 正規表現とパイプ
* 5章 基本的なコマンド2
* 6章 viエディタ
* 7章 管理者の仕事
* 8章 ユーザ権限とアクセス権
* 9章 シェルスクリプト
* 10章 ネットワークの設定と管理
* 11章 ファイル管理