独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は10月1日、「ソフトウェア開発データ白書2012-2013」を発行した。同機構はソフトウェア開発データを収集・集計した「ソフトウェア開発データ白書」を2005年から発行しており、その収録データはソフトウェア開発の受発注者間の合意形成や開発評価の場面などで活用されてきた。

今回の最新版では505件のデータが新たに加わり、計3089件のソフトウェア開発プロジェクトのデータが収録されている。また、これまでの利用者から寄せられた要望を踏まえ、小規模開発に特化した定型分析も追加された。開発方法や開発要員の差が信頼性に与える影響の分析なども行われており、活用のバリエーションが広がっている。

ソフトウェア開発データ白書2012-2013はPDFで公開されており、IPAやAmazonから2000円の書籍版を購入することもできる。

【コンテンツ】
* 1章 背景と本書の目的
* 2章 収集データについて
* 3章 分析について
* 4章 収集データのプロファイル
* 5章 プロジェクトの主要要素の統計
* 6章 工数、工期、規模の関係の分析
* 7章 信頼性の分析
* 8章 工程別の分析
* 9章 生産性の分析
* 10章 予実分析 等