Alteraは9月13日(米国時間)、100Gネットワークアグリゲーションを実現する1チップのマルチレートOTN(光トランスポートネットワーク)マックスポンダIPソリューションを発表した。

10Gポートの普及と40Gから100Gへのネットワークの急速な移行により、旧来のクライアントに加えて、10Gおよび40Gフィーダネットワークを100Gに統合して高容量伝送を実現することで、運用上の複雑性を最小限に軽減させている。

同社のマルチレートマックスポンダIPソリューションは、現在のネットワークの機能を拡張するとともに、16Gファイバチャネルなどの新しい種類のクライアントを統合することができるシングルチップソリューションを提供。28nmFPGA「Altera Stratix V」ベースの実装により、開発リスクを削減し、将来の要件に対応した開発が進められる。さらに、16Gファイバチャネルや40G Ethernetの他、様々な10Gクライアントなどの新しいクライアントを柔軟にサポートすることで、データセンターとトランスポートアグリゲーションの両方に対応することができる。

また、完全に統合されたデジタルコアで、FEC(フォワードエラー訂正)によるクライアント調整、最大100GクライアントトラフィックのODUTG4多重化、OTU4マッピングならびにフレーミング、およびラインサイドFECなどの機能もある。クライアントインタフェースは、SFP+、XFP、およびQSFP光モジュールに直接接続するための高性能14.1Gbpsのトランシーバに加え、個別に再構成が可能な10Gbps動作の最大12ポートと40Gbps動作の最大2ポートによってサポートされている。ラインインタフェースは、CFP/CFP2光モジュールとの直接通信を可能にする、14.1/28Gbps両方のトランシーバでサポートされている。