NTTデータは9月6日、金融、インフラ業界等向けのクラウド型顧客管理サービス「BizXaaS顧客管理」の提供を開始すると発表した。本サービスは、住宅地図等の地図情報コンテンツに紐づづけて顧客情報を管理、登録でき、スマートデバイスでも利用可能なクラウドサービスとして提供を開始する。

「BizXaaS顧客管理」の利用イメージ

また、顧客情報、契約情報といった業務データを、住宅地図、企業情報、電話帳データ等の地図情報コンテンツと重ね合わせて集約でき、その情報を契約状況に基づいた地図の塗分け等で可視化することが可能となる。

社内PCでの利用に加え、スマートデバイスでの利用が可能で、スマートフォン、タブレット端末を利用することにより、外出先での業務が可能となり、迅速な顧客対応や、空き時間での活動報告等による業務の効率化を実現する。

PC表示画面

タブレット表示画面

さらに、顧客情報は二層構造(基本情報の下位に並列で契約情報、営業情報)で構成され、各情報単位に参照、更新・削除の権限を設けることができ、顧客の業務に合わせたセキュアな情報の管理が可能。また、端末に情報を残さない仕組みであるため、外出先に持参した印刷物の紛失等のセキュリティリスクを低減することができる。

なお、同サービスは、地図情報コンテンツと業務アプリケーションの連携により、業務情報の管理や戦略的なマーケティング等を可能にするクラウドサービス「BizXaaS MaP」の特定業務向けメニューの1つとなる。

サービスの価格は、同時利用者数、オプション、カスタマイズの内容により、初期費用、ランニング費用が変わる。初期費用は初期設定費用、カスタマイズ費用等、ランニング費用はアプリケーション利用料、地図等のコンテンツ利用料等が必要となる。アプリケーション利用料は、10ID(同時利用)で100万円/年~。