凸版印刷は9月6日、NFC対応スマートフォンにクレジットデータを発行するサービス「TOPPAN SP-TSM」の発売を、9月初旬より開始すると発表した。

SP-TSM(Service Provider-Trusted Service Manager)は、NFC対応スマートフォンの電話番号を特定する固有ID番号が入ったICカード(UICC)内アプリへ、サービス提供事業者から受託したクレジットデータなど個人情報の配信を行う事業者のこと。

「TOPPAN SP-TSM」は、クレジットカード会社から受け取ったデータを元にICデータを生成し、モバイル用発行データに加工。NFC対応スマートフォンのUICCに、ネットワークを通じてセキュアに発行するサービス。

クレジットカード会社は同サービスを利用することで、NFC対応スマートフォンを利用したMasterCard PayPass、Visa payWaveなど非接触クレジット決済サービスの提供が可能になる。

「TOPPAN SP-TSM」の概要

同サービスは、MasterCard/Visaの認定を取得しているTSMセンターを活用し、ASPにてサービス提供され、スマートフォンへの発行だけでなく、ICカード用データを生成し、ICカードを発行することもできる。

また、企業内利用を目的としたスマートフォン向け社員証IDの発行や入退室管理スマートキーの配信など、認証ソリューションサービスへの展開も可能。

価格は、初期費用が1,800万円から、運用費用が1カ月100万円から、モバイル発行費用が1件90円からとなっている。