MMD研究所は8月27日、「シニア層のスマートフォンの利用及び、購入意向に関する意識調査」の結果を一部公開した。同調査は60歳以上のシニア層884人を対象に8月8日~8月9日に実施されたもの。全集計結果とフリー回答を含む調査データは、7万3500円で販売されている。
今回発表された調査結果をみると、シニア層のスマートフォン所有率は11.1%で、所有したきっかけは「スマートフォンで利用してみたい機能やアプリがあったから」が最多となっている。「好きなメーカー、ブランドからスマートフォンが出たから」や、「家族や友人・知人など周りがスマートフォンを持っていたから」といった理由でスマートフォンを購入した人も比較的多い。
一方で、スマートフォンの購入意向を尋ねた調査では、シニア層の41.4%が「あまり購入したくない」もしくは「まったく購入したくない」と回答している。購入したくない理由としては「必要性がない」「月額料金が高い」「端末代金が高い」などが多い。
スマートフォンを購入する際のチェック項目に関する質問では、シニア層のほとんどの人が「操作性の良さ」や「画面の大きさ」「文字入力のしやすさ」といったポイントを重視していることがわかる。また、キャリアサービスに対しては「月額料金の安さ」や「料金プランのわかりやすさ」「電波の良さ」などを求めている人が多いという結果になっている。